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東海愛知新聞

郷土の英傑しのぶ

岡崎 家康ゆかりの寺社で行事

徳川家康の命日に当たる17日、岡崎市内にあるゆかりの寺社で家康をしのぶ法要や祭礼が営まれた。今年は四百九回忌。参列者は霊前で手を合わせ、郷土の英傑の遺徳をたたえた。 (犬塚誠、竹内雅紀)

大樹寺では御神忌法要

松平家と德川将軍家の菩提寺として知られる鴨田町の大樹寺では「御神忌法要」が行われ、地元政財界人や檀家ら約150人が出席した。

本堂には家康の神号「東照大権現」の文字がしたためられた塔婆を安置。僧侶たちの読経の後、中村康雅貫主が家康の生涯や功績をまとめた文章を読み上げ、人々の幸せを願った。出席者は1人ずつ仏前で焼香し、念仏を唱えた。

中村貫主は「家康公は天下万民の平安のために、苦労して頑張ってくれた。そのことを心にとどめて、戦争のない平安な日々を過ごしていきたい」と述べた。

龍城神社は例大祭

岡崎公園内に鎮座し、徳川家康と本多忠勝を祭神とする龍城神社(康生町)では例大祭が行われた。

畔柳春雄宮司の祝詞奏上や巫女による舞楽奉納、参列者の玉串奉奠などの神事が厳粛な雰囲気の中、執り行われた。

畔柳宮司は直会なおらいで「家康公が亡くなって408年。長い年月が過ぎた。(10日前の)家康行列は盛況だったが、龍城神社の祭典後に行われた儀式が起源となっている。今後も太平の世が続くことを願っている」とあいさつした。

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