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東海愛知新聞

見掛けたら通報を

岡崎市 アヘン原料のアツミゲシ

岡崎市は、法律で栽培が禁止されている「アツミゲシ」(セティゲルム種)などを見掛けた際に、市に通報するよう呼び掛けている。

アツミゲシは、果実(ケシボウズ)の部分にアヘンの原料となる物質を含む。特徴は紫色の花と、茎を包むように生えるのこぎり状の葉。4月初旬〜5月中旬ごろに花を咲かせ、背丈は50〜100センチほどになる。家の庭や河原など、どこにでも自生する。だいだい色の花をつけるヒナゲシとは種類が異なる。

市生活衛生課によると、花の美しさや全体の見栄えの良さから、知らずに育ててしまうケースも。市では市民からの通報があった場合に、無料で抜き取りを実施している。毎年同じ場所に生育することが多いが、一度抜けば翌年以降は生えにくくなる。故意による栽培でなければ、罰せられる可能性も低い。

今年は4月8日までに2件の通報が寄せられ、約300本を抜去した。共に個人宅の庭に生えてきたものだった。昨年は17件の通報があり、約1000本を抜いた。全体的に除去が進んでいることから、件数は年々減少しているという。

今年の生育は、例年よりも少し遅め。同課は「もし見た場合には連絡してほしい」としている。問い合わせは、同課(23―6187)へ。 (犬塚誠)

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