エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

家康館がリニューアル

より分かりやすい展示へ

岡崎公園内の「三河武士のやかた家康館」が23日、リニューアルオープンした。常設展示はもちろん、体験コーナーなども刷新。徳川家康と三河家臣団の活躍を、最新の研究成果に基づいて紹介している。「徳川家康公の生涯と天下統一の道を支えた三河武士の顕彰」という従来のコンセプトはそのままに、より分かりやすく、親しみやすい展示に生まれ変わった。 (犬塚誠)

平和への尽力紹介

地下1階のメイン展示エリアでは、解説を記した壁面パネルを新しくした。家康の生涯などを絵や図を交えながら説明。それぞれの出来事が起きた際に、家康が何歳であったのかについても大きく示している。家康が取り組んだ薬学やタカ狩り、出版事業などにも着目。戦だけではなく、文化面からも平和に向けて力を尽くした家康の姿を知ることができる。

同じく地下1階の体験コーナーでは、乗馬体験用のくらや陣羽織を新調した。くらは従来よりもまたがりやすくなった。周りには人物パネルを設置しており、戦国時代の武士になった気分で記念撮影できる。

1階では新装開館に合わせて、5月19日まで2つの記念展示を行っている。企画展示室1では「家康、岡崎の足跡」と題した企画展を開催。家康や家臣団ゆかりの史料20点が並ぶ。注目は法蔵寺(岡崎市本宿町)が所蔵する「徳川家康像」。椅子に腰掛ける「倚像」という形式の像で、精強な顔立ちを特徴としている。普段は市美術博物館に預けられており、観覧できるのはまれという。

“松潤”肖像画も

企画展示室2では、昨年のNHK大河ドラマ「どうする家康」主演の松本潤さん(40)を描いた油彩の肖像画2点を展示している。作者は現代美術家の井田幸昌さん(34)。松本さんが自身の展覧会で飾った物を、厚意で貸し出したという。

開館時間は午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)。4月6日までは午後8時まで(同7時30分まで)。入場料は、中学生以上400円、5歳以上200円。岡崎市民は高校生以上が200円。中学生以下と65歳以上などは無料。

問い合わせは、同館(24―2204)へ。

ページ最初へ