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東海愛知新聞

自分の命の守り方

ALSOK岡崎支社 市立小豆坂小で出前授業

綜合警備保障株式会社(ALSOK)岡崎支社(岡崎市康生通西3)は26日、市立小豆坂小学校で防災に関する出前授業を行った。同支社の藤澤勇さん(36)が「隊長」として登場。4年生に向けて、自分の命を守るためのポイントを伝えた。(犬塚誠)

4年1組では約35人が受講。地震発生時に危険な場所やその理由、取るべき行動を考えた。グループワークでは状況や時間が異なるイラストから、危険性を考察。「リビングではガラスが割れて、棚が倒れる」「ショッピングセンターではエレベーターが止まる」といった意見を出し合った。藤澤さんは意見を基に、実践的な知識をアドバイス。「スリッパをベッドの下に入れておくとすぐに逃げられる」「エレベーターの停止時には全てのボタンを押すと、動いて近くの階に止まる可能性がある」などと教えた。

自分一人で避難する際の注意点も確認した。想定したのは「留守番中の午後5時ごろに、大地震が発生。隣家からは出火している」という状況。藤澤さんは周囲に建物がない公園に逃げた後、体育館などの頑丈な建物に移る重要性を訴えた。家族に安否を伝える手段として「災害用伝言ダイヤル(171)」も紹介された。代表児童は模擬電話機を使って伝言に挑戦。名前や避難場所、けがの有無などの必要情報を、制限時間の30秒間以内にまとめて話した。

山田絢子さん(10)は「危ない所が身近にあると分かった。きょう知ったところに気を付けて、いつ地震が来てもいいようにしたい」と述べた。

出前授業は、同社が「ALSOKあんしん教室」として全国で実施している地域貢献活動。毎年約3000回開かれ、約10万人が受講している。

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