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東海愛知新聞

来年の岡崎市長選 前職、新人が出馬表明

内田康宏氏と晝田浩一郎氏

来年の岡崎市長選挙の投開票日までちょうど1年となった6日、前市長の内田康宏氏(70)と元市職員の晝田浩一郎氏(35)が市内で会見を開き、出馬を表明した。ともに無所属で出馬予定。同選挙への出馬表明者は3人となった。

内田氏は「前回の選挙に敗れた後、再挑戦したいと政治活動を続けてきた。最後の仕上げを3期目でやろうと思っていたところでひっくり返ってしまったので、まだ道半ば」と出馬理由を説明。まちづくり事業をはじめとした、市長在職中の2期8年にわたる実績を強調した。

その上で「どうする岡崎」と銘打った、6項目の目標を発表。少子化対策としての給食費の全面無償化や、名鉄東岡崎駅前の再開発などを掲げた。現市政下で振り出しに戻ったホテル・コンベンション施設の整備事業については「前と同じようなプラン、金額でできるかは分からないが、市民の皆さまの話を聴いて進めていきたい」と意欲を見せた。

内田氏は同市出身。県議を経て2012(平成24)年の市長選で初当選した。2期務めた後、20年の市長選で中根康浩氏(61)に敗れた。

晝田氏は出馬理由について「岡崎市のポテンシャルを最大限発揮して、20年、30年先の岡崎市の未来をともにつくっていく新しい若いリーダーになると決意した」と説明。市職員時代は企業誘致や商店街の活性化などに取り組んできたことを紹介した。

「市役所と市民の溝を埋める」として、既存の支援制度の周知や改良の必要性を主張。子育てや福祉、産業、まちづくりに取り組むことで「人と人、社会と人がつながるまちをつくる」と主張した。具体的な政策については、集会や街頭などで市民と対話しながらまとめる考えで、来夏ごろに発表する予定という。

晝田氏は三重県志摩市出身。岡崎市職員を経て、20年に自治体と企業間のマッチングなどを行うコンサルティング会社に入社した。21年からは同社の役員を務めている。

来年の市長選を巡っては、既に会社員の岩瀬博昭氏(53)が出馬を表明している。現職の中根氏は態度を明らかにしていない。

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