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東海愛知新聞

段階的に地域移行へ

岡崎の公立中学校の部活動

岡崎市は公立中学校の部活動について、学校ごとから地域ブロックごとの実施へと段階的に移行する取り組みを進めている。

市内20校を8ブロックに分類。本年度〜2025年度は設置数の少ない部活動から地域ブロック部活動へ移行する。26〜28年度には活動拠点に公共施設を加え、一部を学校管理下外で運営。29年度以降は運営主体として産官学民共同の「地域ブロック部活動運営本部」(仮称)を設置し、地域移行を完了させる。

移行により、在籍校にはない部活動への参加が可能になる。公共施設などの活用による活動環境の改善や、企業連携を通じたトップアスリートからの指導も受けられる。初期段階では休日を対象とするが、最終的には平日の帰宅後に活動場所へ移動しての練習などを想定している。

9月9日には最初の移行が行われた。東海中でのアーチェリーには葵中から1人、額田中での弓道には甲山、美川、葵、竜海の各校から計6人が参加した。アーチェリーと弓道は共に市内で1校のみの部活動のため、市内全域の中学生を受け入れている。

今後は、24年度夏にソフトボール、ハンドボール、柔道、25年度夏には陸上やサッカーのほか、吹奏楽や合唱などが地域ブロック部活動になる予定。

市によると、教員が指導の中心にある部活動を、地域の団体の協力を得ながら運営することで、子どもたちの成長をサポート。現在ある部活動を持続発展可能な形にすることを目的にするほか、教員の負担軽減に向けた効果も期待されている。(犬塚誠)

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