「防災の日」の1日、地震から身を守るための安全行動を一斉にとる訓練が、岡崎市役所で行われた。

議場では市議会9月定例会に出席する市議や市の執行部が参加した。訓練を知らせる放送後、午前10時に“地震発生”。市議らは姿勢を低くしながら頭部を防御し、自分の命を守る行動を身に付けた。

市防災課によると、1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災から100年の節目となることにちなんだ取り組み。緊急地震速報発報時に市職員が来庁者に適切な指示を出すとともに、身を守る姿勢をとれるようにするために実施した。

南海トラフ地震が起こった場合の市内での最大震度は「7」。最大死者数は100人、負傷者は1800人ほどになると想定されている。訓練を通じて南海トラフ地震に対する防災意識を高めてもらう狙いもある。

同課は「南海トラフ地震に備えて身を守ることや、食料備蓄などの日頃の備えをお願いしたい。3日は各学区での地域総合防災訓練もあるので、ぜひ参加を」と呼び掛けている。