岡崎市は21日、10月28日に市内で行われる「家康行列」の概要を発表した。NHK大河ドラマ「どうする家康」の俳優陣4人が特別出演。豪華な隊列が、秋の城下を彩る。(犬塚誠)

“殿"はお見えにならず

本多忠勝役の山田裕貴さん(32)、榊原康政役の杉野遥亮さん(27)、井伊直政役の板垣李光人さん(21)、お市役の北川景子さん(37)の4人が「『どうする家康』隊」として登場。「能見通2丁目」交差点から「康生通」交差点までの約750メートルと、ゴールの乙川河川敷(北側)の2カ所に設けられた特別観覧エリア(無料、要事前予約)の付近を練り歩く。乙川河川敷ではトークショーが行われるほか、「えびすくい音頭」を一緒に踊る企画も予定しているという。主役で徳川家康役の松本潤さん(39)の出演は発表されなかった。

特別観覧エリア予約 来月1日にスタート

行列の全コースは約2キロ。伊賀八幡宮(伊賀町)での出陣式後、午後1時30分に出発する。「伊賀橋北」交差点から南下してシビコ前を通り、国道1号を越えて約2時間かけて乙川河川敷へと向かう。

籠田公園前や名鉄東岡崎駅前は通らない。

特別観覧エリアの定員は沿道(立ち見席)7000人、河川敷(椅子席)3000人で共に抽選。申し込みは9月1日午前10時〜同20日午後11時59分に、専用サイトで受け付ける。専用サイトは同1日以降開設し、市公式観光サイト「岡崎おでかけナビ」にリンクを掲出する。特別観覧エリア以外は自由に観覧できる。全国から多くの問い合わせが予想されるため、市は同1日午前9時から専用のコールセンター(64―6978)も開設する。

中根康浩市長は「(徳川)四天王のうちの3人と、北川景子さんにお越しいただくということで、大変華やかな(行列になると思う)」と述べた。