東海愛知新聞バックナンバー

 12月27日【土】

激動の年振り返り

仕事納め式
危機管理体制整備を
予算編成は知恵絞り
岡崎市長

各自治体で26日、仕事納め式があった。岡崎市では市福祉会館で行われ、柴田紘一市長が副主幹級以上の職員約300人を前に、今夏市内を襲った「8月末豪雨」による水害などに言及し、「激動の1年だった」と振り返った。

豪雨について、市長は「岡崎市では平成12年の東海豪雨禍を大幅に上回る史上最大の水害だった」と述べた。災害復旧中に任期満了を迎え、市長不在期間があったが、「災害を教訓として反省すべき点は謙虚に反省し、あらゆる危機に対応できる体制の整備が、3期目を託された使命」と決意を語った。

新年に向けては、「犠牲者を出した伊賀川河川敷の民家移転交渉の本格的な推進と、防災対策などを強化する」とした。

また、岡崎げんき館図書館交流プラザ(りぶら)などのオープンに触れ、「市民に密着した施設は建物の完成がゴールではない。いかにこの貴重な財産を市民に有効活用してもらえるかが、今後の大事な課題」と気を引き締めた。

一方で、新年度予算で大幅な市税収入の落ち込みが避けられない見通しについては「各部署で知恵を絞って個性あるまちづくりを進めてほしい」と訓示した。


<<前のニュースへ
<<インデックスへ  | <<前日のニュースへ

HOME