東海愛知新聞バックナンバー

 10月24日【金】
1日
“光る脳”見る体験も
生理研が研究成果を公開
高校生もプレゼン

岡崎市明大寺町の自然科学研究機構・生理学研究所は、11月1日午前9時30分から午後5時まで、同町内の山手キャンパスと岡崎コンファレンスセンターで研究の一般公開を行う。今回のテーマは「心と体の不思議を解き明かす」。山手キャンパスでは研究室別に24のコーナーを設け、体験型イベントなどを通して研究を紹介する。

「神経ネットワークの不思議―発達と回復を見てみよう!」では、今年のノーベル化学賞受賞の対象になった緑色蛍光タンパク質を生きたマウスの脳の神経細胞に注入し、光る脳を特殊な顕微鏡で見る。このほか、メタボリックシンドロームになる仕組みを解説する「肥満を科学しよう」や、心と脳の関係を探る「画像で迫る脳と心」などがある。

岡崎コンファレンスセンターでは、最新のうそ発見器の実演や講演会。また市教育委員会と共催で、小中学生の夏休みの自由研究の発表会を開くほか、県立岡崎高校スーパーサイエンス部や岡崎北高校の生徒らによるプレゼンテーションもある。会場で行うアンケートに答えた来場者には、人体模型のおもちゃをプレゼントする。

当日は、名鉄東岡崎駅から両会場に直行する無料シャトルバスを運行する。

一般公開は生理学、基礎生物学分子化学の3研究所が持ち回りで3年に1度開いている。前回は1,800人が来場し、今回は2,000人から3,000人の来場を見込んでいる。


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