東海愛知新聞バックナンバー

 10月12日【日】
敬語の「ことば調査」
来月、国語研が岡崎で35年ぶり

 独立行政法人国立国語研究所(本部東京都立川市)が11月、岡崎市内で「ことばの調査」を実施する。主に敬語の使い方を市民から聞き取り調査し、社会環境の変化など時代の流れとともにどのように変わっているかを調べる。これに伴い、市民に調査の実施をアピールしようと今月17日、「ことばフォーラム」を開催する。

 国語研では昭和20年代から、山形県鶴岡市で方言、岡崎市で敬語について追跡調査を行っている。岡崎市では昭和28(1953)年、47年に続き35年ぶり3回目。
 対象は15〜79歳の市民から無作為に選んだ400人と、前回調査に応じた200人の合わせて約600人。11月十2〜25日の間、国語研の研究員、大学教授、学生ら約20人が訪れ、対象者に面接して質問やアンケートに答えてもらう。
 調査の結果については、今年度内に同研究所のホームページに速報を掲載するほか、来年度には市内で報告会を開くことになっている。


17日、岡崎市民会館で「ことばフォーラム」

「ことばフォーラム」は、17日午後2時から岡崎市民会館集会室で開かれる。東海愛知新聞社など後援。
 国立国語研究所の杉戸清樹所長が「方言の中の敬語」と題して講演。続いてNHKアナウンサー梅津正樹さん、岡崎市出身でヤフー「方言地図」企画担当・阿南愛さん、方言研究者・井上文子さんが出席して「敬語と方言」をテーマに話し合う。
 入場は無料。定員は100人。申し込みは同研究所(042―540―4300)へ。ファクス(042―540―4456)でも受け付けている。


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