東海愛知新聞バックナンバー
 9月20日【土】
筆柿出荷
幸田の特産 濃厚な甘み

全国一の生産量を誇る幸田町特産「筆柿」の出荷が19日、始まった。

形が筆に似ている筆柿は、豊富な果汁と濃厚な甘さがあり、熟期が早いのが特徴。幸田町では80戸の農家が、作付面積計約60ヘクタールで生産している。

今年は、8月に雨の少ない時期が続き、実が小さくなることが心配されたが、その後の雨で良好に育ち、病害も少なく、きれいな柿に実った。

農家から同町六栗のJAあいち三河幸田営農センターに持ち込まれた筆柿は、同センター内の西三河筆柿選果場で、1ケース70個程度にこん包され、京浜、中京、京阪などの各市場へ出荷される。今年は昨年比20%増の14万ケースが出荷される見込み。

消費拡大に努めるJAあいち三河の筆柿部会は、部会の全員が環境に優しい農業に取り組む「エコファーマー」として知事認定を受け、農薬や化学肥料を制限した農業を地域一体となって進めている。




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