東海愛知新聞バックナンバー
 7月29日【火】
ミャンマー支援 トタン板1万枚
西三河の小中学生 募金活動
雨季で苦しむ被災者へ

ミャンマーの学校支援を続けている岡崎市矢作町の元小学校校長、松井幸彦さん(66)が、特定非営利活動法人(NPO)メコン総合研究所(千葉県松戸市)に協力、西三河地区の小中学校に呼びかけてサイクロンの被害にあった現地の学校支援のために募金した。集まった35万余円を近く同研究所を通じて現地へ届ける。

今年5月中旬、松井さんに届いた同研究所代表、セイン・ゾウ・タンさんの情報では、5月初めに巨大サイクロンに襲われたミャンマー南部のヤンゴン周辺の学校、僧院、民家では屋根のトタン板が吹き飛ばされ、多くの住民は露天状況の中で避難生活を送っている。

しかも、5-10月は雨季で現在も毎日雨が降っているため、衛生状態が極端に悪くコレラの発生も心配される。タンさんは、「日本からの資金援助でトタン板を買い、雨季を乗り切りたい」と協力を求めた。

松井さんが岡崎市を中心に西三河地区の小中学校に協力を呼びかけたところ、豊田市、刈谷市を含めて12校から合わせて35万101円の善意が寄せられた。なかでも、岡崎市矢作西小学校では児童会が中心になってアルミ缶回収を行い募金に協力した。 この募金で約1万枚のトタン板を買うことができる。

松井さんは「学校関係者のご協力で多額の支援金をいただくことができたが、これからも活動を続けたい」と話している。

問い合わせは、松井さん宅(31―5466)へ。





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