東海愛知新聞バックナンバー
 7月11日【金】
3度目の世界一めざす
オーストリアへ出発
岡崎高コーラス部

県立岡崎高校コーラス部は世界合唱大会へ5回連続で出場するため九日の夕方、開催地のオーストリア・グラーツに向けて出発した。出発を前に同校音楽室で壮行演奏会が開かれ、コンクールで歌う5曲を披露。保護者約50人と1年生ら合わせて約100人から盛んな拍手を浴びた。

同大会は平成12年に第1回が開かれ、以後隔年に開催されている。同校は1、2回と連続世界一に輝いた。3,4回は金賞を獲得。今回は2,3年生70人と卒業生5人の合わせて75人が、25歳以下の青年混声合唱の部に出場し、世界一の座奪還をめざす。

10日に現地入りし、11日に本選の舞台に立つ。当日歌う曲は「五木の子守唄」「おてもやん」「ウイズ ア リリー イン ユア ハンド」「絶え間なく流れてゆく」「狩俣ぬくいちゃ」の五曲。指揮は同校に赴任して30年の近藤惠子教諭。

コミカルな演出の日本民謡から入り、高低音の魅力をたっぷり聞かせる外国曲と日本人作曲家の曲。最後は沖縄の島唄をアレンジした曲を、振りを付けて演奏。日本人であることを意識した構成と、高校生の持つ声と心の特徴を生かした表現力をアピールする。

部長の2年生、西澤和也君は「多くの人の協力で得たチャンスを生かして、自分たちの力を出し切りたい」と決意を語った。

演奏を終えたあと、部員たちは鈴木一男校長や教職員、保護者、1年生部員らに見送られバス2台に分乗して出発した。 帰国は17日の予定。





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