東海愛知新聞バックナンバー
 7月5日【土】
万博で再び書を披露

スペインで「水」をテーマに開かれているサラゴサ万博(9月14日まで)に、おかざき匠(たくみ)の会から書家、丹羽勁子さんが参加することが決まり、岡崎市竜泉寺町の草筆教室では、丹羽さんがステージで披露する大書の稽古(けいこ)に励んでいる。

サラゴサ万博には、愛地球博・地球市民村に参加した全国のNGO、NPO30団体から約20人が参加する。丹羽さんは、今月14日から21日までの8日間参加。ステージでの大書の実演と、訪れた人が誰でも楽しめるワークショップを開く。

実演披露は16日と19日。「水が生まれる」「El agua nace」と題して、丹羽さんが考えた詩を、畳1枚分から2枚分までの大きさの紙に計21点を書いていく。1点書き上げるごとに、日本語とスペイン語でナレーションが入る。

ワークショップは14日と20日。墨のすり方によって字の印象が変わることを何枚かの例を見せて紹介し、墨をするところから体験してもらう。

そのあと水、海、河、酒など水にちなんだ漢字を書いてもらい台紙に張ってプレゼントする。

丹羽さんは「楽器を演奏したり、踊ったりするのと同じように、書というものが、筆を使った表現方法の1つだということを伝えたい」と抱負を語っている。





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