東海愛知新聞バックナンバー
 6月25日【水】
愛知スーパーハイスクール
岡崎北が研究指定校

「環境」テーマに3年間
大学など連携視野

特色のある学校づくりをめざす県教育委員会の「愛知スーパーハイスクール研究指定校」の1つに、県立岡崎北高校が選ばれた。高度な知識、技能の習得のため、大学など研究機関との連携を視野に、新たな教育課程や文化部活動、運動部活動の研究を行うのが目的で、指定は3年間。岡崎北高では「環境」をメーンテーマに全校あげて取り組み、自然科学への探究心を高めたいという。

今年度からの新規事業で、教育課程に岡崎北高校を含む6校、文化部活動4校、運動部活動6校の計16校が選ばれた。市内では同校のみ。

岡崎北高校では今年度から、普通科にコスモサイエンスコース1学級を新設。2年生から理数物理、サイエンス・ラボ、サイエンス・イングリッシュなどを取り入れ、将来、科学の国際会議などで活躍できる英語能力を身につける。

同コースでは既に名古屋大学、愛知教育大学、独立行政法人自然科学研究機構と連携した学習が進められ、スーパーハイスクール研究校の指定を受けたことで、こうした実績を踏まえて大学などとの連携を発展させたい考え。

今年秋には「環境」の専門家を招いて講演会を開き、2学期から1年生の総合的な学習で具体的な取り組みを始めたいという。

祖父江義信校長は「今年は創立101周年。新たなスタートの年に指定校に認められ、率直にうれしい。今後3年間、積極的に研究を進め、国際的にも活躍できる生徒を育てたい」と話している。





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