東海愛知新聞バックナンバー
 5月30日【金】
新型インフルエンザ発生に備え模擬訓練
防護服の医師や看護師ら
岡崎市保健所

岡崎市保健所は29日、新型インフルエンザの発生に備えた模擬訓練を行った。鳥インフルエンザの人への感染・発症が確認され、対応を実践した。

鳥インフルエンザが発生した国に滞在した市民が帰国後、発熱や激しい咳(せき)の症状が出たという想定。この日は市内の医師ら約30人が見学した。

訓練では、医師が感染経路や自覚症状などを患者から聞き取り、鳥インフルエンザの疑いを保健所に連絡。防護服に身を包んだ医師や看護師が、感染拡大を防ぐビニールを頭部にかぶせ、ストレッチャーで“患者”を搬送した。

搬送先の病院では、保健所職員が、患者が触れた器具や診察室内を念入りに消毒するよう見学者に呼びかけた。

保健所によると、新型インフルエンザが全国的に流行した場合、市内では最大7万人が感染し、入院する患者は1500人から5500人に上り、うちおよそ500人から1800人が死亡すると推定されている。





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