東海愛知新聞バックナンバー
 5月8日【木】
むらさき麦 色づく
15日からライトアップも
岡崎市藤川町

爰(ここ)も三河 むらさき麦の かきつばた―江戸時代の俳人、松尾芭蕉が詠んだ岡崎市藤川町のむらさき麦が、今年も色づき始めた。

このむらさき麦は、穂や茎の部分が紫色に変色し珍しいことから、終戦あたりまで、主に観賞用として同町周辺の傾斜地などで栽培されていた。

この麦で町おこしをしようと、10年ほど前、地元住民が再び栽培を始め復活。毎年この時期、各地から多くの人が訪れるようになった。今年は名鉄藤川駅前や旧東海道の東棒鼻、西棒鼻近くなどで栽培している。

また、今年は初めてライトアップも実施する。期間は15日から25日までの午後7時から約2時間。初日は午後6時45分から藤川駅前で点灯式が行われる。藤川小学校和太鼓クラブによる演奏もある。

地元では、むらさき麦をはじめ「藤川宿」にちなんだ俳句を募集。応募用紙と投函箱は30日まで、藤川宿脇本陣跡(藤川宿資料館)と十王堂に置いてある。





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