東海愛知新聞バックナンバー
 4月26日【土】
岡崎市実施
介護制度の意識調査
「サービスは自宅で」最多
“保険料”か“質”か選択二分化

岡崎市は25日、市の介護保険事業計画と老人福祉計画の策定に当たって、施行して8年が過ぎた介護保険制度への意識や介護保険サービスの満足度など、市民の意識調査の結果を発表した。対象者は1万4,609人。サービスを受けながら自宅介護を望む人が多かった。

調査結果によると、在宅サービス利用者に対する「今後どんな介護を望むか」という質問では、「介護保険や保健福祉サービスを活用して自宅で介護」という回答が63.3%を占めた。「特別養護老人ホームなどに入所したい」は9.9%。前回調査(平成16年度)で12.8%だった「サービスは利用せず、家族らに介護してほしい」という回答は3.1%にとどまった。

介護保険料や介護サービスのあり方では、「保険料が高くても提供サービスの充実を」(25.1%)と、「サービスを抑えても保険料は低い方が良い」(23.8%)という回答がほぼ同数だったが、「どちらとも言えない」が最も多い42.1%だった。

調査対象は65歳以上の3,000人、40歳から65歳未満の3,000人、要介護認定サービスを受けている4,710人、介護施設入所者1,737人らとサービス事業者276個所。調査期間は昨年11月21日から12月6日までで、郵送による回収率は52.9%だった。





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