東海愛知新聞バックナンバー
 4月13日【日】
ロボットと遊ぼう
これはアートです

おかざき世界子ども美術博物館で12日、「ロボットアートとあそびの世界」が始まった。最新の精巧なロボットではなく、手でハンドルを回したり、人が前に立つと動き出したりする“アート”のロボット約50点を展示。実際にさわって遊ぶことができる参加型の展示会で、子どもたちの人気を集めている。5月6日まで。

■からくり人形も

メーン会場には国内外の作家の作品が並ぶ。ハンドルを回すと、あやつり人形が演技をしたり、犬を連れた“人”が散歩を始めたりする。いずれも木製で、動き出すとオルゴールが鳴る。
 センサーが人の動きを感知してガラスのパイプが上下に動き、中にモーターが組み込まれた金属の玉が、坂道を登るように動く作品も。
 このほかロボットの“先輩”とも言える江戸時代のからくり人形や、テレビで人気を集めた「超獣戦隊ライブマン」の高さ1.5メートルもある人形を展示。
 会場の入り口には、昭和30年代のブリキのおもちゃと、箱のパッケージが並び、鉄腕アトムや鉄人28号、エイトマン、機動戦士ガンダム、ドラえもん、キティちゃんなど、大人にも懐かしいおもちゃがガラスケースに飾られている。
 小学校六年生の男の子(11)は「工作が好きで家族と一緒に来ました。スイッチを入れたりハンドルを回したりすると動き出すところが面白かった」。母親(37)は「ロボットが動くメカニズムが分かって興味深かった。ガンダムは小さいころ、主題歌を歌っていたことを思い出しました」と話していた。

イベントも多彩

関連イベントとして、13日はソーラーで動くおもちゃ作り▽27日はロビーコンサート▽5月3日は段ボールのおもちゃづくり▽4日は木のおもちゃづくり▽5、6日は「縁日ロボットと遊ぼう」―が予定されている。
 入場料は大人300円、小中学生は100円。各種障害者手帳の所持者とその付添人、岡崎市内の小中学生は無料。
 月曜日と30日は休館。





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