東海愛知新聞バックナンバー
 3月29日【土】
藤川地区整備計画
国1沿いに道の駅
交流センター踏切の統廃合
“平成の藤川宿”へ

岡崎市は28日、市東部の藤川地区整備計画を策定したと発表した。昨年度に設けられた「まち・みち交流創造プロジェクト検討会」がまとめた構想を基に、東部地域交流センター、名鉄藤川駅周辺の基盤整備、道の駅構想などが盛り込まれている。

計画によると、国道1号と名鉄藤川駅の間に、敷地約7000平方メートルの東部地域交流センターと、同約1万平方メートルの道の駅を建設する。新年度から用地買収に取り掛かり、平成24年度のオープンを目指す。

地域交流センターの建物は、今年度に開いたワークショップでの意見を踏まえ、身体障害者に考慮した平屋建てを予定している。建物内には活動室、プレイルーム、ホール、調理室、交流スペースなどを設ける予定で、延べ床面積は約2000平方メートル。

道の駅は観光、道路、天候、物産などの情報提供施設をはじめ、農林産物、特産品、飲食などの直売を行う地域振興施設を設ける。県内の国道1号沿いでは初の道の駅となる。

また周辺では、事故が多発していた踏切の統廃合、踏切の立体横断施設、拡幅といった市道・国道の整備を行う。道の駅を除く総事業費は50億円になる見通し。

市は「建物自体よりも運営やサービスなどで特徴を出していける施設にして、『平成の藤川宿』を目指したい」としている。





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