東海愛知新聞バックナンバー
 3月22日【土】
「葵桜」咲く
幸田町の葵カントリーで

幸田町大草のゴルフ場「葵カントリークラブ」の進入路やコース沿いで、カンヒザクラとオオシマザクラの交配種「カワヅザクラ(葵桜)」が見ごろを迎えた。

今年は今月初旬に開花し、例年より2週間ほど遅かった。気象の変動が激しいためか、近年では同時に花と新芽が現れる現象が起きている。

「本来はあまり良くないんだけどね」と同ゴルフ場総務部長の高木泰治さんは話すが、花びらの濃いピンクと新芽の黄緑の組み合わせは、まるで三色団子のよう。ウグイスやメジロもうれしそうに鳴き声を響かせる。

見ごろは28日ごろまで。4月初旬から、場内に約800本あるソメイヨシノやヤマザクラが次々と開花する。

同ゴルフ場のカワヅザクラは昭和47(1972)年に当時の支配人が、出身地の静岡県伊東市にある「川奈ゴルフクラブ」から苗木400本を譲り受けて植樹。現在は約200本が毎年開花する。同ゴルフ場にちなんで名付けられた「葵桜」は、ゴルファーらに春を告げる風物詩となっている。





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