東海愛知新聞バックナンバー
 2月22日【金】
岡崎市が当初予算案
一般会計は2.8%減
大型建設事業が収束迎え

岡崎市は21日、平成20年度当初予算案を発表した。一般会計は、東庁舎や図書館交流プラザなど大型建設事業が収束したことにより、過去最高だった前年度当初に比べ2.8%減の1千108億1千万円となっている。特別会計は、市民休養施設桑谷山荘特別会計など18会計合わせて850億6千238万円(13.0%減)、企業会計は295億8千529万5千円(0.2%増)で、3会計の総額では6.6%減の2千254億5千767万7千円。市では「安全・安心で活気に満ちたまちづくり予算」と位置づけている。
 一般会計の歳入では、市税が前年度当初比2%増の679億7千500万円。ほぼ半分を占める市民税は、個人が1.7%増の264億5千100万円、法人は引き続き自動車関連企業の好調を見込んで6%増の70億円余りの合わせて2.5%増の335億4千600万円を計上。さらに、家屋の増改築や大型事業所の設備投資などにより固定資産税も1.9%増の249億5千200万円を見込んだ。
 歳出では、物件費がげんき館や図書館交流プラザの完成に伴う維持管理費などで17億円あまり(9.2%)増の202億5千600万円。投資的経費である普通建設事業費は、同プラザや東庁舎の建設が終了したことにより81億9千600万円(26.8%)減の223億9千400万円となっている。

 主な新規事業は次の通り。
 来年四月開所を目指す東消防署形埜出張所の建設2億8千万円▽妊婦健診費用の公費負担回数を2回から7回に拡大2億680万円▽21年度からの軽自動車税のコンビニ収納導入に向けたシステム開発1億1千650万円▽現中央図書館の美術館への整備1億8千万円▽市民からの簡易な問い合わせに職員が即答できるためのシステム整備3千300万円▽道の駅の基本設計など藤川地区整備推進7千300万円▽(仮)子ども科学館基本構想策定540万円▽(仮)総合教育センター建設基本構想策定230万円





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