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東海愛知新聞

農業振興、地域活性化

岡崎市 高校や企業と連携協定

岡崎市は4日までに県立安城農林高校と、アイシン精機(本社刈谷市、伊勢清貴社長)、アイシン・エィ・ダブリュ(本社安城市、尾﨑和久社長)のグループ2社とそれぞれ包括連携協定を結んだ。岡崎市に関連したアイデアやサービスで農業振興や地域活性化などに向けて力を合わせる。()

同校とは、岡崎で生まれた純国産地鶏「岡崎おうはん」のブランド化をはじめとした農林業や地域の振興、市の地域資源PRなどで協力する「連携協力に関する包括協定」を締結。内田康宏市長と鵜飼愛一郎校長が協定書にそれぞれ署名した。

同校は2018(平成30)年から、動物科学科の生徒有志で組織した「エグプロ研修班」が「純国産鶏『岡崎おうはん』が創り出す新たな地域興し」プロジェクトを展開。1〜3年の30人が、岡崎おうはんの加工品開発や改良、PR手法の検討などに取り組んでいる。今後は市も連携して岡崎おうはんの市内外への周知を進める。

協定書への署名が終わった後は同班の生徒が内田市長らの前で、餌を改良して黄身が通常より白くなった「ホワイトおうはん」▽学会やビジネスフェアでのPR活動▽PRキャラクター「オカおうはん」—といった活動の成果を紹介した。

アイシングループ2社とは、公共交通の確保や、一体化した仕事・子育て・学びの実施、ICT(情報通信技術)のまちづくりへの活用などで協力する「市民生活の利便性向上や地域活性化の推進に関する包括連携協定」を結んだ。

アイシン精機は、10月から、同社開発の専用システムで効率的に利用者を送迎できる乗合送迎サービス「チョイソコ」を同市六ツ美中部学区で運行する。住民の要望を受けて実施が決まったという。

アイシン・エィ・ダブリュは、8月中に市内にテレワーク(ICTを活用した時間や場所にとらわれない勤務形態)と子どもの学びの場が提供できる施設を設け、実証実験を行う。同じ施設内で親は働き、それぞれの学校から送迎された子どもは学習塾や英会話教室の遠隔授業に参加できるようになる。将来的には一般市民も利用できるようにする。

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