東海愛知新聞バックナンバー
 11月13日【火】
第2東名
26年の開通へ起工式
静岡県境―豊田東JCT53キロ

 第2東名高速道路の静岡県境から豊田東JCT(豊田市岩倉町)まで約53キロ区間の起工式が11日、岡崎市米河内町の青木川橋工事現場で行われた。NEXCO中日本(中日本高速道路会社)の矢野弘典代表取締役会長や神田真秋知事、豊田章一郎日本経済団体連合会名誉会長、沿線の5市町長ら約140人が出席した。
 矢野会長は「高速道路は日本の大動脈。沿線となる地元の理解と協力を得て、1日も早い開通を目指し努力します」とあいさつ。神田知事は「平成26年の開通に向けて着実に整備を進めてもらい、県も用地整備などで協力していきたい」と述べた。
 また、豊田名誉会長は「高速道路は物流における経済社会の発展や地域の新たなつながりに重要な役割を果たす社会基盤施設で、関東、中部、関西地方の連携をはかる国土の大動脈」と期待を寄せた。
 この後、矢野会長、神田知事、豊田名誉会長、鈴木公平豊田市長、柴田紘一岡崎市長、宇都野武音羽町長、穂積亮次新城市長らが、盛られた土に鍬(くわ)を入れた。
 浜松市の引佐JCTまでを含めると区間約54キロで、総事業費は5千871億円。区間の大部分を占める愛知県内の通過延長は新城市20キロ、豊川市7.7キロ、音羽町2.4キロ、岡崎市21.2キロ、豊田市1.7キロとなる。
 また新城IC(仮称)は国道151号、額田IC(同)は国道473号、豊田東JCTは東海環状自動車道(国道475号)と、それぞれつながる。区間には新城市内に設楽原PA(同)、岡崎市内に岡崎SA(同)が整備される。7年後の平成26年に開通する予定。





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