東海愛知新聞バックナンバー
 10月3日【水】
「三河武士サムライ」
地域ブランド発祥地に初見参
6―8日にラグーナでフェア

 今年の春と夏に東京で開いた販売イベントが評判となり、地域ブランドの新しい形として全国の注目を集めている「三河武士サムライ」が、蒲郡市のラグーナ蒲郡で6日から8日まで開かれる「三河湾ふれあいフェア2007」に登場。八丁味噌(みそ)や和ろうそくなど三河地方の優れた商品を集め、ブランドの発祥地に“初見参”する。
 三河地方のこだわりの商品をブランドとしてまとめているのは、デザイン企画のベンチャー企業「DDR」(岡崎市伝馬通2)。すべての商品に、まげを結ったサングラスの侍という統一のキャラクターを登場させて販売している。
 4月に東京ミッドタウンであった三河展では、3,000点ほどの商品の中から、無名の「三河武士」が上位3位を独占。「デザインで物が売れるかといったら売れない。でも興味を持ってもらうには良い手段では」と同社代表の安藤竜二さん(36)。数ある特産品の中で統一感のある包装が買い物客の目を引いた。
 また、同社ではインターネット上で仮想城下町「三河国」「サムライ日本」を展開。商品販売のほかに、三河料理のレシピやこの地方の人物なども紹介している。「三河を知らない都市部の人たちに、商品を通して関心を持ってもらうのも目的の1つ。インターネットはその有効な武器で、商品を手に取った人がサイトを見て、次ぎは三河に行きたいなって思うような情報を提供していきたい」と話す。
 8月に東京・日本橋の商業施設コレドで開いた販売イベントでは、ブランドに参加している各企業の歴史や物作りへのこだわりを三河の紹介を含めてパネル展示するなど、地域のPRとビジネスを上手に融合させている。
 現在までの参加企業は次の通り。

 まるや八丁味噌、太田油脂、大岡屋、磯部ろうそく店、マジカル、岡崎製材、中田屋、三栄鶏卵、都築仏壇店、金トビ志賀、山下食品





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