東海愛知新聞バックナンバー
 9月8日【土】
琴光喜関
秋場所を前に“激励”
米・姉妹都市から「宣言書」届く

 岡崎市の姉妹都市、米国・ニューポートビーチ市から、大相撲琴光喜関の功績をたたえる「宣言書」が、琴光喜岡崎後援会長の岡田庸男さんに届いた。ニューポートビーチ市議会が議決したもので、岡田さんは、秋場所を控えた大関・琴光喜関への励みになると喜んでいる。
 宣言書は7月24日付でスティーブン・ロザンスキー市長が署名。ニューポートビーチ市の大相撲ファン、ケント・モーアさんから同後援会副会長の加藤正男さんを通じて送られてきた。
 同市にはモーアさんはじめ熱烈な相撲ファンがおり、現在ロザンスキー市長を含め4人が後援会員。今年4月、同市の岡崎訪問団23人が幸田町の京ケ峰岡田病院を訪れた際、琴光喜関と交歓。ますます相撲熱が高まったという。

岡田後援会長「名誉なこと」
 加藤さんの話では7月の名古屋場所後、琴光喜関の大関昇進が伝えられた。同市の市民も大いに沸き上がり、市議会で宣言書を議決した。
 宣言書はB4判の厚紙で、上部に宣言書を意味する「Proclamation」の文字。以下に8項目にわたる功績が記されている。「二市と岡崎市が姉妹都市であること」「大相撲は日本の国技であること」「琴光喜関が岡崎市出身であること」「名古屋場所後に角界第2位の地位である大関に昇進したこと」など。
 続いて「以上の次第によりニューポートビーチ市はここに大相撲力士『琴光喜』関の偉大なる功績をたたえる件を公式に議決し、大関の地位を獲得したことを称賛する」と記し、ロザンスキー市長の署名がある。
 岡田さんは「ロザンスキー市長がこの病院で琴光喜関と交歓できたのも何かのご縁だと思っていたところ、名誉な宣言書をいただいて喜んでいる。琴光喜関は昇進後初めての場所で緊張すると思うが、先場所のように自分のリズムで取れば結果は出る」と期待をふくらませている。





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