東海愛知新聞バックナンバー
 9月5日【水】
岡崎市議会一般質問
児童育成センター 分館建設を検討
2館の超過状況解消へ

 岡崎市議会9月定例会は4日、本会議を再開。前日に続いて一般質問を行い、蜂須賀喜久好(自民清風会)安形光征(同)中根義金(無所属)深瀬稔(自民清風会)加納吉久(同)近藤隆志(同)の六議員が登壇した。
 蜂須賀議員が、適正規模の人数を大幅に超える児童育成センターの今後の対応についてただした。
 柴田紘一市長は「国が新たに示している要綱などによると、一施設の児童の適正規模は40人程度で、最大でも70人までとされており、22年度からは70人を超えた場合、国庫補助の対象外になると聞いている」とした上で、「市内では2つのセンターで登録児童が常時70人を超える状況にある。こうした状況を解消するため、建設用地の確保など解決しなければならない問題はあるが、行動計画に沿ったセンターの新規建設と並行して大規模センターの解消をすべく、分割などの具体的な方法についても早急に検討するよう指示していきたい」と述べた。

■樫山地区の下水道整備計画
 安形議員が、樫山地区の下水道整備計画について尋ねた。
 橋利明下水道部長は「農業集落排水事業宮崎地区の完了予定である平成21年度以降の事業化を目指していくが、今後の都市計画の方向性を考慮して、新たな整備計画の作成について検討を行っている」とし、計画内容について「将来的な土地利用の促進による汚水量の増加などを考慮して現在本宿地区まで進んでいる公共下水道の幹線管渠を樫山地区まで延伸させ、流域関連公共下水道の事業区域に取り込むもので、国や県と協議を進めるとともに、矢作川流域下水道に関係する豊田市や西尾市など3市4町に承認を得るなどの事業進展を図っている」と答えた。

■岡崎駅平戸橋線の進捗状況は
 中根議員が、都市計画道路岡崎駅平戸橋線のうち、岩津町地内の東名高速道路から県道岡崎足助線までの進捗状況を聞いた。
 三浦千秋都市整備部長は「該当の1キロ区間は現在、用地買収が進められており、18年度末の買収率は約96%だ。19年度の事業予定は、八ツ木町地内の八ツ木川付近から北約140メートル区間で道路土工事に着手し、その他、八ツ木川南区間の埋蔵文化財調査業務なども行いたいと県からうかがっている」と述べた。





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