東海愛知新聞バックナンバー
 8月26日【日】
岡崎市
特産のブドウでジャム
恵田小で県主催「食と農の理解講座」

 食育と農業の大切さを学ぶ県主催の「食と農の理解講座」が25日、岡崎市恵田小学校であり、同校の児童と保護者30人が学区特産のブドウを使い、ジャム作りなどの実習をした。
 「豊かな食と農の伝道者」として県の認定を受けた農家100人を、県内の小学校に派遣する「農学の先生派遣事業」の一環。ブドウ栽培が盛んな駒立地区を含む同学区では、ブドウ栽培農家の岡田益夫さんと柴田若江さんが認定されている。
 実習では、親子らが柴田さんの指導のもと巨峰のジャム、デラウェアのジュース、ゼリー作りに挑戦。ジャムは、がんや動脈硬化の予防に有効なポリフェノールを多く含む巨峰の皮を鍋で5分ほど煮て、巨峰の絞り汁と砂糖を加えて完成。ゼリーはデラウェアの実をこして作ったジュースを、ゼラチンで固めた。
 完成後はクラッカーにつけたジャムや、巨峰の実を乗せたゼリーを試食し、ジャムの濃厚な甘み、ゼリーのみずみずしさ、酸味のきいたジュースを堪能。「ブドウの皮は捨てるものだと思っていた」と話す保護者らに、柴田さんは「皮の栄養分が大切。食べるまではいかなくても活用して」と呼びかけた。





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