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東海愛知新聞

岡崎工業高が来春から岡崎工科高校に

県立工業高校再編 課題は女子の受け入れ

愛知県立の工業高校14校が、来年4月1日に校名が変更となり、学科が改編される。岡崎市羽根町の県立岡崎工業高校は、名称が「県立岡崎工科高校」に変わり、「化学工業科」が廃止、「環境科学科」が新設される。()

愛知県が昨年11月に公表した工業高校再編の一環。県内の工業・窯業高校の名称が「科学的にモノづくりを理解し、超スマート社会の技術革新にも対応できる若者の育成を目指す」という狙いのもと、「工業」と「科学」を合わせた「工科高校」に統一される。

岡崎工業高校の校名変更は1948(昭和23)年、学科改編は2007(平成19)年以来。現在は「機械科」「機械デザイン科」「電気科」「情報技術科」「化学工業科」「土木科」の6学科がある。

「化学工業科」の廃止と「環境科学科」新設のほか、「情報技術科」は「情報デザイン科」、「土木科」は「都市工学科」に名称が変わる。入学後1年間は複数の学科の科目を学び、生徒の知識の幅を広める「(くく)り募集」を従来の2学科から、「機械科」「機械デザイン科」「電気科」と「情報デザイン科」「環境科学科」の計5学科に拡大する。

環境科学科は県内4校に新設。岡崎工科の場合、化学の知識や技術を工業技術に転用する技術や検査手法などを学んだ化学工業科のノウハウを生かしながら、環境に関わる分析や品質管理などの技術を学ぶ。また、世界や社会の変化に柔軟に対応できる人材を育てるため、SDGs(持続可能な開発目標)に関わる新科目「SDGs基礎」も実施。モノづくり企業で働く女性の講演や指導の機会を企画したり、家庭科などの生活に関連する科目を全学年通じて履修したりする「生活コース」としても機能。“モノづくり女子”や仕事と生活を両立できる人材の育成を目指す。

同校では現在、来年4月1日に向けて校内の環境整備が進められている。環境科学科棟になる現化学工学科棟には、液体50種類の成分を高速で調べることができる「原子吸光光度計」や気体中の成分を分析できる「ガスクロマトグラフィ質量分析計」などの最新検査機器が次々と用意されている。

課題は「女子生徒の受け入れ体制」。元々女子生徒数が少なく、トイレや更衣室の数などが不足し、トイレで着替えているという生徒もいる。新学科の準備を進める化学工業科主任の井上満さんは「今は技術と知識を持つ女子が活躍できる土壌がある。どれだけの応募があるかは未知数だが、改編とともに女子生徒を受け入れられる体制を整えたい」と話している。

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