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東海愛知新聞

マイバッグ活用を

きょうからレジ袋有料化

きょう1日から、全国で一斉にプラスチック製買い物袋(レジ袋)が有料になる。関係省庁や自治体などは繰り返し利用できる買い物袋(マイバッグ)の活用を呼び掛けている。岡崎市は限定的にレジ袋有料化を先行して進めてきたが、対象が市内全域へと拡大する形になる。市内でのレジ袋の辞退状況やマイバッグに関する動向をまとめた。()

プラスチックごみの減量に向けた取り組み。今回の有料化は原則、業種を問わず小売業者が全て対象になる。法令に基づく有料化の対象は、

  1. 繰り返し利用できる厚み(0.5ミリ以上)がある
  2. 海洋生分解性プラスチックの配合率が100%
  3. バイオマス(動植物などから生まれた生物資源)素材の配合率が25%以上

—のいずれかに該当し、袋にその旨の表記があれば有料化しなくてもいい。価格は各事業者で設定できる。

岡崎市は、2009(平成21)年から、協定を結んだ15事業者が運営する市内の38店で有料化を実施。38店の1年間のレジ袋辞退率は導入前で16%。70%が目標だったが、導入直後から10年間は85〜90%程度で推移している。

近隣市町の辞退率と同程度か少し高い程度の水準だが、市ごみ対策課は「38店以外を含めた全体での辞退率はもっと低いのでは」と危機感を募らせる。市のホームページや公式LINEなどの媒体を使い「買い物にはマイバッグ持参」という生活習慣の定着に向けた周知活動に取り組んでいる。

大手コンビニチェーンでは袋の素材の切り替えや種類の集約を進めた。市内で最も店舗が多い「ファミリーマート」ではレジ袋1枚3円。袋の種類もこれまでの7種類から4種類に絞り込み、バイオマス素材を30%配合した原料に切り替えた。袋の大きさは店員が購入量に応じて選ぶ。収益金の一部は環境保全活動に役立てる。

レジ袋の辞退をより推進させるため、同コンビニで利用できる公式アプリ「ファミペイ」を使った「エコスタンプ」も導入。一定回数分袋を辞退すると割引クーポンが手に入る。なお、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、マイバッグへの袋詰めは顧客自身の手で行う。

岡崎公園の観光みやげ店「おかざき屋」は、紙袋も含めて全ての袋を有料にすることを決めた。6月30日時点では、無地の2種(2円と4円)、印刷付きの袋2種(3円と5円)、紙袋2種(20円と30円)と、一部の事業者が独自に作成した袋6種(いずれも有料)の計12種類を扱う。レジ付近に実際の袋を掲示して大きさと価格を比較できるようにしている。

同店によると、一部の事業者の独自の袋の中には紙袋もあり、それを有料にしたことから、おかざき屋の紙袋にも価格を設定した。

また、土産物として売り場に並ぶルネガールやキャラクターをあしらったトートバッグやマイバッグの売り上げが伸びている。菓子などの土産と一緒に購入し、すぐに利用するためだという。

同店責任者の織田恵美子さんは「何度も足を運ぶお客様はエコバッグを持参しているが、買い物袋で観光地をPRする効果もあるため、観光地のレジ袋の需要はまだあると思う」とした上で「お客様の反応を見ながら、レジ袋の種類を見直し、環境に配慮し、お客様へのサービス向上につなげたい」と話した。

大手雑貨・書店などに卸したり、自社運営のオンラインショップで販売したりする布製文具・雑貨メーカー「スピーチ・バルーン」(末広町)は、弁当類専用の「テークアウトバッグ」を開発し、7日までにオンラインショップで発売する。

営業・生産を担当する竹田大次郎さんが6月上旬に訪れたコンビニでの会計時、店員が弁当類を入れた「袋口が広く、深さが浅いレジ袋」にふと気付いた。「これも有料になるのか」。

このレジ袋の形状をヒントにしたテークアウトバッグは、コンビニや飲食店の弁当類がちょうど納まる大きさ(横25センチ、深さ14センチ、奥行き21センチ)。ボタン連結させた収納袋でテークアウトバッグを2層構造にすることもでき、ペットボトルや箸、お手拭きなどを入れるスペースになる。ナイロン製で、4色(ブラック、サックスブルー、ピンク、シルバーグレー)展開。価格は1980円。

竹田さんの妻で商品デザイナーの絢子さんは「『かゆいところに手が届く商品を』と試行錯誤した。レジ袋有料化を商機に変え、メーカーとしてプラスチックごみ削減の機運の高まりに協力したい」と話す。

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