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東海愛知新聞

仕事の利点 治安に生かす

職員が防犯パトロール    岡崎市総合現業事務所

道路などの維持管理を行う岡崎市総合現業事務所(箱柳町)の職員が、作業の合間に防犯パトロールをしている。外での作業が中心であることや作業車で市内をひんぱんに行き来する利点を生かし、土木班や下水班を中心に事務所を挙げて取り組んでいる。
 全国で児童を狙った事件が多発しているのを心配し、パトロールを提案したのは同事務所職員の中根健二さん。職員は活動の回数や作業で向かうことの少なかった地域を確認するため、昨年10月から今年3月まで、試験的にパトロールした。
 本格的に始めた今月からは青色ではなく、黄色回転灯を載せた軽トラックやダンプカーなど約30台が稼動中で、車体に「防犯パトロール中」のステッカーをはった。車内には不審者を見かけた際に連絡する小中学校の電話番号や、パトロールでの注意事項を載せたマニュアルを置いた。
 また「交通事故など不測の事態への対応も」と職員のほぼ全員が、応急措置を実行できる上級救命講習を受けた。消防署員から教わる年に一度の救命講習会も欠かさないという。
 「仕事柄、市内の地理には詳しい。あくまで職務が最優先だが、作業中の我々がいるだけでもその付近の犯罪抑止に役立つはず」と期待する中根さん。道路と同じく、治安の“修復”をめざす。

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