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東海愛知新聞

“団塊の世代”入会が課題

岡崎市 旧額田町
シルバー人材センターが統合

社団法人岡崎市シルバー人材センターと旧額田町シルバー人材センターの統合記念式が1日、岡崎市竜美丘会館で開かれた。市町合併に伴うもので、本部は市福祉会館に置く。今後は“団塊の世代”の定年退職に伴う入会が課題という。
 記念式には会員と来賓ら合わせて約500人が参加した。
 岡崎市シルバー人材センターの澤田貞二会長は「旧額田町の会員を含め1,200人という強力な組織ができた。団塊の世代の加入が大量に見込まれシルバー人材センターの役割はより重要になる。会員の生きがいづくりと地域社会のニーズに応えられるよう、協力をお願いしたい」とあいさつ。
 旧額田町の荻野美義会長は「統合への手続きもスムーズに進み、みなさんの協力に感謝している。自分のやるべきことがあるというのは、幸福の一つの条件である。生きがいの一つとして働き、会員同士で楽しく、仲良くやっていきたい」と述べた。
 また来賓の柴田紘一市長は「統合を新しいスタートと考え、会員のみなさんの知識と技能を生かして、いい街をつくってほしい」と呼びかけた。
 続いて記念セレモニーがあり、岡崎市と旧額田町の地図が描かれたボードの前で、澤田会長、荻野会長ががっちり握手した。
 式典のあとアトラクションとして、日近太鼓と岡崎フィルハーモニー室内オーケストラの演奏を楽しんだ。
 岡崎市シルバー人材センターは昭和54(1979)年、市高齢者能力活用協会として発足。63年に現在の名称に変更。統合を機会に同センターが指定管理者になっている花園高齢者生きがいセンターの会員約50人も会員に加わった。
 一方、旧額田町シルバー人材センターは平成元年に設立。統合に伴い先月31日で解散した。
 同センターの会員は、原則として60歳以上の人が対象で、一般家庭と事業所からの依頼で庭の手入れなどの仕事を会員に提供している。年間、約3,000件の依頼があり、このうち3分の2が一般家庭からという。

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