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東海愛知新聞

30周年記念大会開く

地域活動にも積極的参加    岡崎保護区更生保護女性会

犯罪や非行を犯した人たちの立ち直りを支援しているボランティア団体、岡崎保護区更生保護女性会(大村フサエ会長)の創立30周年記念大会が25日、岡崎市竜美丘会館で開かれた。
 会員と柴田紘一市長ら来賓合わせて約350人が参加。
 大村会長は「地域婦人会の中から発足した当初、72人だった会員は30年たって10倍に増えた。多くの先輩たちの意志を引き継いでボランティア活動を行っているが、『安心・安全なまちづくり』の先導役として若い人にも参加してもらいたい。また今後は、人権を尊重し、明るい社会づくりのため、積極的に地域活動にも参加してほしい」とあいさつした。
 来賓の柴田市長は「施設への慰問、子育て支援など地道な活動を続けられ、感謝しています。最近は、地域でものごとの善悪を教える人が少なくなっていることが、社会問題の増加につながっているのではないか。今後もみなさんが地域や家庭で、よい指導者として活動され、明るい社会の実現に向けて努力されることをお願いします」と述べた。
 このあと「この記念大会を機に、会員の心を一つにして『ぬくもりときらめきのある更生保護女性会』をめざし、新たな第一歩を踏み出すことを誓います」と全員で“宣言”を唱和した。
 式典のあと、日近太鼓の和太鼓や、大正琴の演奏、日舞の披露があり、集まった会員同士が親睦を深めた。
 同女性会は昭和50(1975)年、地域婦人会活動の中から更生保護婦人会として発足。医療刑務所を慰問したり、自啓会を支援したりするボランティア活動を続け、最近はお母さんたちの子育て支援も積極的に行っている。
 現在の会員は796人。

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