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東海愛知新聞

おかざき匠の会 会員工房見学ツアー

伝統の技に触れる

親子づれら22人参加

 愛・地球博の地球市民村に出展した「おかざき匠の会」会員の工房など4カ所を見学する“ツアー”が30日、岡崎市内で行われた。親子づれら22人が参加、同市中町の丸石醸造「長誉館」から貸し切りバスで、まず小呂町の上新石材店へ。
 同店代表者は匠の会会長・上野房男さん。一行は午前10時から展示場と工場を見学した後、上野さんと三女・梓さん、会員二人の手助けで一輪挿しを彫った。

 人間環境大学4年生の近藤真史さんと松澤浩平さんは、汗を流し「やってみて職人さんの大変さが分かった」。一輪挿しはお土産として持ち帰った。二人は大学の「ものづくり研究会」でこれまで地場産業を見学、この日もメモを取っていた。

 次は八帖町の「合資会社八丁味噌」。史料館、みそ蔵を回り、昼食はみそ味のカレーライス。さらに福岡町の「小山矢」で実際に矢を射った。最後は長誉館。匠の会万博プロジェクト代表を務めた深田正義さんが、万博の意義や匠の会が参加した目的、成果などを話した。酒の試飲もあり、打ち解けた参加者同士の交流もはずんでいた。

 主催は地球市民村参加PR事業実行委員会。見学は1カ所が1〜2時間ほど。午後4時過ぎに解散したが、岡崎に脈々と受け継がれている伝統の技、地場産業に触れ、参加者は郷土の奥深さに改めて感心していた。

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