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東海愛知新聞

まちバス3月末廃止

岡崎 来月から名鉄バスに新路線

主に岡崎市中心市街地を運行するコミュニティーバス「まちバス」が3月末で廃止され、約12年半の役目を終える。4月1日以降は、名鉄バスの新路線「岡崎北線」と既存路線でまちバス路線分の利用者に対応。新路線では名鉄東岡崎と愛知環状鉄道中岡崎の2駅との接続は継続される形で、通勤通学客の利用が見込まれる朝夕のダイヤが拡充される。()

まちバスは、中心市街地の活性化を目的に2007(平成19)年7月に運行開始。18年1月に運行ルートを再編し東岡崎駅に接続した。岡崎げんき館—中岡崎駅の「東西ルート」と康生町の岡崎シビコ—市役所の「南北ルート」の2路線で、東西ルートは1日当たり1時間1本、11往復(休日8往復)、南北ルートは1時間2本、20往復(休日16往復)で運行している。

市地域創生課によると、まちバスの運行委託業者の名鉄バス岡崎営業所から、運転手の確保が困難で、名鉄バスの路線と重複している地域もあることなどを理由に運行の効率化を求める要請があり、検討した結果、廃止が決まった。年間利用者数は09年度の15万3429人をピークに、18年度には9万171人に減少。近年は生活の足としての利用が多いこともあり、「一定の役割を終えた」と判断された。

新路線「岡崎北線」は、中岡崎駅と東岡崎駅を起点に、市役所や県立岡崎北高校、岡崎シビコ、市図書館交流プラザ(りぶら)などの付近の停留所20カ所を巡る全長約7キロのルート。始発は東岡崎駅発が午前7時25分、中岡崎駅発が同7時42分。平日の午前7〜10時台と午後4〜7時台は30分おきに、それ以外の時間帯は1時間置きに運行する。

運賃は片道180〜390円(12歳未満は半額)。交通系ICカード「マナカ」、高齢者向けの乗り放題乗車券「シルバーパス65」「ゴールドパス70」が利用できる。

また、4月1日から針崎町の藤田医科大学岡崎医療センター(同7日開院)に名鉄バス停留所ができ、新路線「岡崎医療センター線」が創設される。「JR岡崎駅(西口)」停留所から南進し、「若松町」、「藤田医大岡崎医療センター」の順で到着。北上して「JR岡崎駅(西口)」に戻る。運賃は岡崎駅から同センターまでで片道170円(12歳未満90円)。

また岡崎、西尾両市を結ぶ名鉄東部交通の路線バス「岡崎・西尾線」の高須、下青野の両系統で開院時間帯のみ、同センターに乗り入れる。ただし、高須系統は道路上の停留所で乗降する。

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