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東海愛知新聞

いじめ・差別 許さない

城北中 生徒会制定「人権宣言」後輩へ

岡崎市城北中学校生徒会(梁川朱夏会長)はこのほど、生徒集会を開き、生徒会役員を中心に検討を重ねてきた「城北中学校 人権宣言」を全会一致で採択。「いじめ・差別を許さず、安心して、明るく学校生活を送ること」を誓った。学校側も生徒の意向を受け入れ、全文を常時生徒の目に触れる所に掲示するなどして生徒を支援するという。()

同校は2019年度から完全実施された「特別の教科道徳」の先行研究校として16(平成28)年度から3年間、市教育委員会の委嘱を受けた。

同校は「考え、議論する道徳」をテーマに「多様な価値観を認め合い、たくましく未来に生き抜く力を育む道徳教育」の実現を目指し、「城北スタイルの授業」の構築に取り組んだ。「城北スタイルの授業」では「考え、議論する道徳の授業」を目指した。そして、その核を「発言者の考えを聴き合う」こととした。「聴く」ことによって発言者の考えが理解でき、理解することによって自分の考えが確かになり、正しく相手に伝わり、議論がかみ合うと考えた。

授業を積み重ねることによって生徒からは「道徳の授業が楽しい」「授業で話し合ったことが日常生活化されるのを感じる」など、教師からは「ほかの教科にはない活発な話し合いができる」「授業で生徒と共に成長できる」などの感想が聞かれた。

18年11月14日、県内外から約500人を集めて研究発表会が行われた。山本満夫校長は「生徒も先生も道徳の授業が楽しいと言い、学校の雰囲気も明るくなった。学級づくりや学校行事に積極的に参加できる」と研究の成果に満足している。

生徒の実践力を評価した山本校長は今年度、いじめや差別の撤廃を話題にし、生徒会に考えてほしいと話した。生徒会役員は話し合いを地道に続け、いじめや差別をなくすためには人権尊重の意識を高めることが必要という結論に達し、「城北中人権宣言」が生まれた。条文には、生徒が目指してきた「安心で明るく笑顔にあふれた学校」の実現を願う文言を盛り込んだ。

人権週間の昨年12月9日に生徒集会を開いていじめ・差別の自作劇を視聴。各学級でどのように行動すべきか考え、話し合った結果が生徒会に報告された。役員が報告内容を生かして補足・修正した後、今年1月11日に人権集会を開いて採択した。

生徒会役員は全員が3年生で間もなく卒業。「どうやったらみんなが守れる内容にできるかなどを考えた。今回定めた人権宣言を受け継いで城北中の伝統にしてくれればうれしい」と後輩に思いを託す。

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