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東海愛知新聞

岡崎で「明見のお当」

昼夜煮込んだ大根に舌鼓

岡崎市明見(みょうけん)町の宮崎神社で6〜8日、「お当大根」の行事が行われた。地域住民が持ち寄った大根を一昼夜かけて煮込み、味噌がしみ込んで黒くなった大根を味わう400年以上続く伝統行事。

6日から準備が始まり、地域から集まった約200本の大根の皮をむき、長さ15センチのサイズに切った。7日に同町公民館で煮込みが始まった。焦げ付かないように竹で編んだかごを大鍋2つの底に設置。午前8時ごろから5時間ほど水で大根を煮込んだ後、赤味噌やザラメ、かつおだしを入れて味付けした。

8日午前6時から宮崎神社で神事が行われ、お当大根が奉納された。神事が終わると住民は集会所に集合。コメをすりつぶして水に浸し、水分を飛ばした「お白汁」が配られ、一つまみずつ味わった。続いて一人一人にお当大根が配られ、全員で「おいしい」「軟らかい」とお当大根に舌鼓を打った。

同町の河合隆介総代は「今年も地域の協力があって『お当大根』を作ることができた。若い人は減ってきているが、続けられる限り続けたい」と話していた。

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