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東海愛知新聞

道路維持管理の効率化

岡崎市が実証実験 公用車で路面状況確認

岡崎市は、アイシン精機やアイシン・エィ・ダブリュの両社と協力し、公用車や社用車を使って道路の路面状況を調べる実証実験を行っている。来年3月31日までの期間中、センシング技術(センサーなどを使い、さまざまな情報を計測・数値化する技術の総称)を活用し、道路維持管理の効率化の可能性を探る。()

実験では、走行中の揺れや速度、場所などが分かる特殊なセンサーを車体に設置し、業務中に走った道路の状況を記録。車体が揺れたり、走行速度の変化が著しかったりした場所を記録し、あらためて確認する。

市企画課によると、道路維持管理は現在、職員が定期的なパトロールや目視の調査を実施。道路維持管理に関係なく車両で移動しながら路面の状況を調べられるようになると、職員の労力や時間を抑え、優先的に修繕するべき破損場所の把握が容易になるという。

同様の実験は全国各地で実施されている。岡崎では数台で開始し、徐々に参加台数を増やす。状況に応じてカメラの取り付けも進める予定だ。

また、詳しい実施時期は未定だが、サイクルシェア事業の自転車を使った実証実験も予定している。自転車にセンサーを取り付け、貸し出している時間に歩道の状況をチェックする。自転車を使った実験は全国的に珍しいという。

歩道は市民の通報を元に修繕している。市内にはサイクルシェア用のポート(駐輪場)が13カ所あり、48台の自転車を運用している。利用回数が多い時期には1カ月間で約1700回の利用があったため、実証実験への活用に期待を寄せている。

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