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東海愛知新聞

障害者目線を体感

根石小 児童が車いすラグビー体験

岡崎市根石小学校の5年生145人が26、27日の2日間、来年開催される東京パラリンピック大会の正式種目にもなっているパラスポーツ「車いすラグビー」を体験した。福祉について学ぶ同校の総合学習の一環で、児童はプレーしながら障害者の目線を体感し、車いすでの不便な点などを探った。()

車いすラグビーは四肢に障害のある選手が参加。バレーボール大のボールを持った選手がコートの端に置かれたカラーコーンの間(ゴールライン)へたどり着くか、ラインを通過すると得点。バスケットボールやアイスホッケーなどの要素も盛り込まれており、タックルでの妨害やドリブル、前方へのパスなどができる。

車いすラグビーの体験は、学区内の岡崎女子大学子ども教育学科の協力で昨年から実施。学生の実習も兼ねている。

  • 初めてのプレーでも楽しみやすい
  • 日本代表チームは世界選手権優勝など強豪
  • ほかに体験している学校が少ない

―といった理由で採用されているという。

27日は、2クラス分の児童が計20台の車いすを使い、試合を体験した。それぞれの車いすが集まりすぎて身動きが取れなくなった場面では、周囲を振り切ってトライを決めたり、うまくパスをつないで得点したりして児童が機転を利かせていた。

雪組の池田慎大郎君は「車いすは全て手で動かすから大変だった。また、急に止まると後ろに倒れそうで怖かった。車いすの人が苦労していたら、移動を手伝ってあげたい」と話した。

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