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東海愛知新聞

湿地の保全に尽力

おかざき湿地保護の会が環境大臣賞を受賞

岡崎市内の湿地の環境保全活動を行う「おかざき湿地保護の会」はこのほど、長年にわたって地域環境の美化に関わってきた個人・団体をたたえる「環境大臣賞(地域環境美化功績者表彰)」を受賞した。同表彰は、全国で16人と44団体が受賞。市内では2011(平成23)年以来5団体目の表彰になる。

同会は07年、北山湿地(池金町)の希少な動植物や自然を守るため設立。環境保全に関心のある市内外の40人が所属しており、北山湿地と小呂湿地(小呂町)の下草刈りや観察道の修繕、湿地内の動植物の生態調査と生育環境の整備、自然観察会などを行っている。また、北山湿地では市内で唯一同湿地周辺に生息するギフチョウ(市指定希少野生動植物種)の生態調査や違法採集防止のための監視活動にも取り組んでいる。

発足当時、北山湿地はほとんど知られていなかったが、活動を通じて同湿地は市内外に知られるようになり、17年には湿地自体が県指定天然記念物になった。

小玉公明会長(75)は「次の時代に活動を担う人たちが、湿地の良さを感じて保全活動に参加してくれるような仕組みづくりにも取り組みたい」と話した。

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