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東海愛知新聞

引っ越し費用募る

平和学園 クラウドファンディング

来年4月に岡崎市国正町へ新築移転する児童養護施設「岡崎平和学園」(大西町)は、施設を利用する子どもの引っ越し費用をクラウドファンディング(インターネットを通じた資金調達)で募っている。目標額は500万円で、ウェブサイト「Ready for」で寄付を受け付けている。30日午後11時まで。()

同園は園舎の老朽化や大雨による浸水被害の恐れなどから、新築移転することが決まっている。新施設建設費6億円は国、県、市などの補助金や自己資金、借入金、募金などで補てんするが、同園で生活する2〜17歳の子ども36人分の持ち物や備品、大型遊具、厨房機器などの運搬・設置に関わる“引っ越し費用”は補助金などの助成を受けられない。支援者らから人的支援の申し出があるが、500万円ほど不足という。

今回の資金調達では、子どもに関する支援活動を対象に協力を募る同ウェブサイトの企画「こどもギフト」を活用。新商品を購入する権利などの金銭的返礼のある従来のクラウドファンディングとは異なり、金銭的返礼のない形式。施設を運営する社会福祉法人が寄付を受ける形になるため、寄付金による税額控除が受けられる証明書が発行される。期間中に目標額まで寄付が集まらなかった場合は寄付金を全額返金する。

小笠原寛施設長は「インターネットを通じて平和学園の存在や児童養護施設の役割と現状といった、子どもを取り巻く環境を知ってもらいたいと考え、クラウドファンディングの利用を決めた。少しでも関心のある方は、まず、専用ページを見てもらいたい」と話している。

同園は現在、引っ越し費用を含めた不足分を募っているが、目標額に対し、5月末現在で1,677万2,747円(達成率16.8 %)だという。

問い合わせは、同施設(22―4220)へ。

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