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東海愛知新聞

地域密着の「車屋」

岡崎 名古屋トヨペットが送迎ボラ

名古屋トヨペット欠町店(岡崎市欠町)が4日、営業時間(午前10時〜午後7時)内に試乗車で高齢者を送迎するボランティア活動を始めた。交通手段がないため、学区福祉委員会が主催する地域行事に参加できない高齢者の自宅に同店のスタッフが迎えに行き、行事が終わったら会場から自宅に送り届ける。()

初日は、六所神社斎館で開かれた三島学区福祉委員会主催の「ふれあい健康講座」に参加する学区内の高齢者3人を、スタッフが試乗車の「エスクワイア」(定員7人)と「タンク」(同5人)で送迎した。

同店への送迎依頼は、学区福祉委員会が市社会福祉協議会を通じて、その日の行事に参加するために送迎を希望する高齢者の人数や住所などを伝える仕組み。試乗車の車種は、乗車する高齢者の人数などによって変わる。送迎対象学区は梅園、根石、連尺、六名、三島、竜美丘。名古屋トヨペット法性寺店(同市法性寺町)も、六ツ美地区を対象に実施する予定だ。

発案したのは、今年4月に赴任した欠町店の高木三治店長。高木店長は三河安城店長だった昨年8月、店長の裁量で店舗のショールームや会議室で講座を開いたり、店外ボランティアをしたりする「まちイチ活動」の一環で、送迎ボランティアを始めた。今年3月末現在で、延べ400人を送迎したという。

「地域に密着した『車屋』でありたい。利用した高齢者の方に喜んでもらえたら」と高木店長。連携する市社会福祉協議会の担当者は「送迎ボランティアを始めてもらった名古屋トヨペットと、学区福祉委員会の送迎依頼の仲介役を担う社会福祉協議会で、反響を検証しながら地域と企業のつながり方を考えたい」と話している。

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