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東海愛知新聞

趣味が結んだ仲

平岩さん夫妻が卒寿、米寿記念絵画展
来月2日から岡崎市美術館

岡崎市中町の平岩昭三さん(90)、貞子さん(88)夫妻が5月2日から6日まで市美術館で卒寿(90歳)と米寿(88歳)を記念して「卒寿と米寿 夫婦の絵画展」を開く。()

2人とも小学校のころから絵を描くことが好きだったが、昭三さんは仕事が忙しく、貞子さんは子育てや家事に忙しくて昭三さんが現役中は本格的に描いたことはない。

30年前に定年を迎えた昭三さんは彩日会に入会して油彩画を始め、後に一水会に入り作品作りに励んだ。貞子さんは故峯澤渓三さん主宰の彩友会に入会、アクリル画を学んだ。

絵の題材を求めて国内はもとより中国や欧州にも出掛けた。その成果は昭三さんの中部一水会奨励賞、彩日会知事賞、岡崎市美術協会員特別賞など数々の受賞作品となった。現在、昭三さんは岡崎市美術協会会員。

絵画展には、昭三さんが8号から100号までの油彩画14点。貞子さんは10号の日本画「焼岳」のほか6号から8号までのアクリル画10点を展示する。上高地や焼岳を題材にした作品は2人ともに出品。

いずれも穏やかな画風で細部まで行き届いた筆遣いが魅力的だ。身近にある建物や花なども愛着を持って描かれている。

昭三さんと貞子さんは「お互いの趣味が一緒で今日まで仲良く過ごすことができました。これからも2人で絵を描いていきたいと思います」と顔を見合わせた。

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