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東海愛知新聞

地域密着の森林整備

岡崎の唐澤さん 法人化し来月始動

岡崎市千万町町の唐澤晋平さん(33)が4月に森林整備などを行う組織「一般社団法人奏林舎」を始動させる。地域に根差した長期展望で額田の活性化を目指す。(竹内雅紀)

奏林舎は、主に額田地域の森林整備を推進し環境保全に努める。手入れが不十分な人工林が増えており、森林環境が悪化しているからだ。

3年半前に同地域に移住した唐澤さんは、環境教育のほかに個人事業として間伐などの森林整備に取り組んできた。国が導入を検討している「森林環境税」を活用した放置林の間伐(公共事業)や補助金申請、信頼性などの観点から法人化を決意した。同地域に移住した3、40代中心の男女6人でスタートする。「長く活動するための受け皿」と唐澤さん。

業務内容は、間伐や作業道開設といった森林整備のほかに、GPS(衛星利用測位システム)を利用した山林調査や山林所有者への適切な整備方法の提案、大型機械が入れない狭い場所での作業など。また、間伐された木材を薪まきに加工したり、丸太の状態で出荷したりすることで収益事業にもつなげ、同地域への定住促進も視野に入れている。「将来的には稼ぐことができ、移住者の生業なりわいにできたらと思う。森づくりを通して地域づくりに貢献したい」と抱負を述べる。

問い合わせは、奏林舎(77―7717)へ。ただし4月以降。

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