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東海愛知新聞

前兆電話「あり」27%

岡崎市・署 高齢者の振り込め詐欺アンケート調査

岡崎市と岡崎署はこのほど、市内の高齢者らを対象に行った振り込め詐欺に関するアンケート調査の結果を公表した。

年齢は70代が61%と最も多く、次いで、80代、60代。約6割が女性だった。「振り込め詐欺などの特殊詐欺を知っているか」の問いに対しては、96%が「知っている」と回答。手口別では、子や孫をかたって現金をだまし取るオレオレ詐欺が89%と最も高く、架空請求詐欺65%、還付金詐欺61%、融資保証詐欺43%と続いた。

被害状況に関する問いでは、27%が「怪しい電話を受けたことがある」と回答。年代別では70代が66%と最も多く、80代の17%、60代の14%と大きな開きを見せた。さらに「ある」と答えた人のうち5%が実際に被害を受けていたが、約半数が少額などを理由に警察に被害届けを出さなかったという。

対策に関する項目では、金融機関の声掛けや電話機のナンバーディスプレー機能の活用などを認識。「子や孫から電話番号が変わったと言われたら」という問いについては、80%が「本人に確認する」と答えた。

防犯に関する要望の自由記入欄には、Eメールやホームページといった電子媒体を活用した情報発信ではなく市や警察からの手紙、少人数の講習、広報誌での情報掲載などの回答があった。

アンケートの結果を受け、同署生活安全課は「回答者の27%が詐欺の前兆と思われる怪しい電話を受けており、依然として安心できない実態が浮き彫りとなった。反面、多くの人が特殊詐欺を認識しており、だまされないための“詐欺被害免疫力”が身に付いていることも同時に知ることができた」とコメント。今後は、調査結果を基に市と対策を協議し、引き続き特殊詐欺被害防止に努める。

アンケートは、市内在住の70代単身世帯の男女1000人と、市主催の消費者トラブル防止講座を受講した男女1179人を対象に平成28年7月~29年7月に実施。2342人から回答を得た(回答率83.7%)。(大山智也)

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