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東海愛知新聞

衆院選10日公示

愛知12区 三つどもえの様相

第48回衆議院議員総選挙が10日、公示される。突如として表面化した9月28日の衆院解散。小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党への合流をきっかけに分裂した民進党の前職は、希望の公認をめぐってめまぐるしく変わる状況に翻弄されてきたが、愛知12区(岡崎・西尾市)では公示目前にして様相が固まりつつある。(今井亮)

同区では無所属前職の重徳和彦氏(46)、自民党前職の青山周平氏(40)、共産党新人の宮地勲氏(63)の3人が立候補する見通し。小選挙区で1勝1敗の重徳氏と青山氏は、ともに小選挙区での2度目の勝利を目指す。宮地氏は自民や希望に対する批判票の取り込みを図る。

希望の公認を目指していた重徳氏は、民進の前原誠司代表から連絡を受けた「小池百合子氏の判断で公認は出さない」との結果を受けて断念。6日に無所属で立候補する意志を表明した。

重徳氏は「公認が出ない理由を明らかにしてもらえない。ならば政党の看板に頼ることなく地元の力を借りて戦うことを決意した」と説明。「自分は自分」と、4年10カ月にわたって「一貫してきた政治姿勢」に対する評価を問う。一方で、公認を出さなかった希望に同区に候補を擁立する動きはないという。

青山氏は「安倍政権を倒す目標」に異議を唱えつつ、民進分裂を含めた希望の動きを静観する構えだ。政権与党の前職として課せられる責任や「独自の衆院解散の大義」と位置づける「自公連立政権に対する評価と次期政権負託の可否」を説明し、自らの実績と政策を訴えていく。

宮地氏は愛知13区(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)で過去に2度立候補。共産が擁立を目指していた立候補予定者が西尾市議会議員選挙で当選したため、共産の空白区になった12区に国替えした。安全保障や消費増税などで政権批判を強める。

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