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東海愛知新聞

苦悩する民進前職

衆院選愛知12区 民進前職・中根氏国替え打診を拒否

民進党の希望の党への事実上の合流で衆院選比例代表東海ブロック単独1位(民進)の約束が“白紙状態”となり、去就が注目されていた前職の中根康浩氏(55)が5日、水面下で希望からあった愛知12区(岡崎・西尾市)以外の小選挙区立候補の打診を全て断ったことを明らかにした。(今井亮)

同時に、公示(10日)まで希望に対して、地盤を共有し同区で立候補を予定している民進前職の重徳和彦氏(46)の公認と、自身の比例代表名簿登載をあらためて求めていく考えを示した。「重い判断を迫られた」として、公示日の立候補届け出締め切り時間までに要請が受け入れられなかった場合は、立候補を諦める構えだ。

中根氏によると、希望の第2次公認発表直前の4日午後5時50分ごろ、民進の玄葉光一郎総合選対本部長代行から愛知7区(瀬戸=十軒家投票区を除く・大府・尾張旭・豊明・日進・長久手市、東郷町)での公認内定の連絡があったという。

不出馬の可能性も

しかし「ふるさとと支持者を置き去りにするような行動は人としてできない」として最終的に公認を辞退。断った後も、複数の空白区への立候補の提案があったが、民進の大塚耕平県連代表を通じて、「もうこの話は終わりにしたい。(希望の重徳氏の公認と自身の比例代表名簿登載という)当初の“セット論”がかなわなければ、今回は立候補しないことを含めて判断する」と答えたという。

中根氏は「フワフワした感覚の中で思いを巡らせていたが、頭を冷やして冷静に考えた。岡崎を離れることはできない」と話した。

重徳氏は無所属か

一方、重徳氏は希望の第1次、第2次小選挙区公認リストに登載されておらず、民進に党籍を残したまま無所属で立候補する見方が強まっている。

同区では重徳氏のほか、自民前職の青山周平氏(40)と共産新人の宮地勲氏(63)が立候補を予定している。

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