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東海愛知新聞

日本人の心の古里

ドイツの地蔵収集家が来岡

ドイツの日本学者(比較宗教学)のシュリューター・クレメンスさん(62)が20日、岡崎市内を訪れた。9年ぶりの来日となる地蔵収集家は各地で地蔵に関する情報を集めている。(竹内雅紀)

シュリューターさんは、ケルン大学在学中の昭和56(1981)年から2年間、上智大学に留学。帰国後に、東洋美術館で地蔵修復に携わり、興味を持ち始めたという。

収集のきっかけは、61年に仕事の都合で熊本に渡った時。蚊取り線香器を購入しようとした際、地蔵の形をした物があり、目を奪われた。その1年間でキーホルダーや貯金箱、カップなど地蔵関連グッズを約120点購入した。また、日本で地蔵を使ったマーケティング(地蔵メーンのCM)があったことに驚いたという。

熊本で知り合った妻僚子さん(57)と結婚後、10年間日本で暮らし、子育て環境を変えるために平成8年に帰国。自宅には、約1700点にも及ぶ地蔵関連収集物があり、博物館で地蔵展覧会も開く。「いろいろな形に変化するのが地蔵。作った人の心に近いところが面白い。日本人の心の古里」と話す。

岡崎では石彫家長岡和慶さん(61)の石像と創陶作家横井脩さん(71)の陶芸品の6点を収集。「ゆくゆくはドイツに地蔵博物館を作りたい」と言い残し、岡崎を後にした。

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