東海愛知新聞バックナンバー

 4月15日【土】

今年夏にも着工へ

東岡崎駅前 ペデストリアンデッキ

岡崎市の名鉄東岡崎駅周辺地区整備で、北東街区(上明大寺町)に隣接するペデストリアンデッキと明大寺交通広場が、今夏にも着工する見通しになった。現時点で、市はデッキ部分の工事を3期に分けており、第1期工事(予定価格5億4,592万1,000円)の一般競争入札を7日に公告。26日の開札で落札されれば、市議会6月定例会に上程する工事請負議案の承認を経て落札者と契約を結ぶ。(今井亮)

市拠点整備課によると、鋼板製のデッキは幅5メートルで、地上からの高さは5.1〜8.3メートル。明大寺交通広場の上を覆う中央デッキ(約620平方メートル)を中心に、同駅の東改札口やSPC(特別目的会社)が北東街区に整備するホテル・店舗棟、乙川河川敷に接続される。デッキには雨よけの片屋根(高さ3メートル)が付くほか、エレベーター3基、エスカレーター1基が設けられる予定。

第1期工事で整備されるのは、同駅東開札口から中央デッキまでを結ぶ湾曲した延長97メートル。第一期工事の発注はデッキが接続する北東街区の事業者内定を一度見送ったため、当初の予定より半年ほど遅れた。

第1期工事以降は、第2期工事で中央デッキ、第3期工事で残りのデッキ(約50メートル)を整備し、北東街区に整備される施設とほぼ同時期の平成31年初頭には供用を開始する見込みだ。

タクシー待機所、観光・企業送迎バスの乗降所などになる明大寺交通広場の着工は、デッキ着工の後になる。市は総事業費を15億円と試算している。

また、市が寄付を募って制作を進めている徳川家康の銅像は、予定通り中央デッキに30年度末までに設置されるという。